施工概要
今回は長野県にて新築されたリゾートホテル向けの、受水槽廻り配管架台の製作および据付工事をご依頼いただきました。 材質には耐食性に優れたステンレス(SUS304)を使用し、3×50アングル(板厚3mm、幅50mm)および5×50アングル(板厚5mm、幅50mm)を、4,000L(4m)定尺材から約20本使用。合計で約40個のパーツを自社工場で加工・製作し、現場にて確実に取り付けを完了した実績です。
施工工程は、バンドソーを使用したアングル材の切断、パンチャーによる穴あけ、丁寧なバリ取りから始まります。その後、自社の曲げ加工機を用いてR状の曲げ加工を施し、仮止めを経てTIG溶接にて本溶接を実施。溶接後は、スーパーシャイナーによる電解研磨仕上げ(不動態化処理)を行い、トラックへ積み込んで現地にてアンカー固定などを含む取付施工を行いました。
本案件における、弊社ならではの強みと施工のポイントは以下の3点です。
1. 詳細図面が未作成の状況下でも、現地実測に基づく設計・製作一貫サポート
新築現場の最盛期と重なったこともあり、元請け様側で詳細な製作図面を用意することが困難な状況にありました。そのような中、弊社は指示を待つだけでなく、現場へ直接出向いて正確な寸法取り(現地採寸)を主体的に実施。自社実測データをもとに設計から製作、現地取付までを一貫して引き受けました。これにより、多忙を極める施工管理担当者様の作図工数や現場調整にかかる業務負担を大幅に削減し、工程の滞りない進行に大きく貢献いたしました。
2. 曲げ加工機の活用による「溶接工数の削減」と「構造強度・美観の向上」
アングル材をL字状に組む際、一般的な「切り欠き(角の切り抜き)」工法では、加工手数がかかる上に溶接箇所が2〜3倍に増えてしまいます。弊社では、自社保有の曲げ加工機を有効活用し、アングルを滑らかに曲げる工法を採用しました。これにより、製作リードタイムを圧縮して迅速な納期(工期5日程度)に対応しただけでなく、溶接による熱歪みを最小限に抑え、構造としての強度と製品外観の美しさを格段に高めています。
3. 電解研磨「スーパーシャイナー」による確実な防錆(不動態化処理)
ステンレスは本来サビに強い特性を持ちますが、TIG溶接時の高熱により表面の保護膜(不動態被膜)が部分的に破壊され、そこから腐食(サビ)が発生しやすくなります。そこで弊社では、溶接後に「スーパーシャイナー」を用いた電解研磨仕上げを徹底。黒や青に焼けた溶接跡(焼け)をきれいに除去するだけでなく、電気化学作用によって表面に強力な保護膜を再形成(不動態化処理)させています。湿気が多く水に接する受水槽周辺という環境下でも、長期にわたり品質を維持できる仕様でお届けしております。
株式会社信栄では、今回のような架台や各種ブラケットの設計・製作はもちろん、加工管・プレハブ配管・ユニット配管の製作から、現場での給排水衛生設備、消防設備、チラー配管などの各種配管工事まで幅広く承っております。静岡県内や近隣エリアで、品質とスピードにこだわった施工をご希望の際は、ぜひ一度ご相談ください。
| 施工カテゴリー | 給排水衛生設備 ステンレス(SUS) 屋外 溶接加工 ホテル 自社工場 架台製作 |
| お客様業界 | リゾートホテル |
| 施工内容 | 受水槽廻り配管架台 |
| 規格 | SUS304 3×50アングル、5×50アングル |
| 総メートル数 | 4000L×20本程度 |
| 工期 | 5日程度 |










